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JPO派遣制度50周年

国際機関で働こう!

JPO(ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー)派遣制度は、1961年の国連経済社会理事会決議により設けられました。各国政府の費用負担を条件に国際機関が若手人材を受け入れるというもので、外務省では1974年から35歳以下の若手の日本人に対して、2年間、国際機関での勤務経験を積む機会を提供してきました。これまでの累計派遣者数は2,000人超で、本年度に派遣されるJPOが50期目となります。国連関連機関で現在活躍する約960人の日本人職員(専門職以上)のうち5割近くがJPO出身者と、日本人が国際機関職員としてのキャリアを踏み出す第一歩として大きな役割を果たしています。

 

 

中満泉国連事務次長の上川外務大臣表敬

訪日した中満泉国連事務次長(軍縮担当上級代表)が5月15日に上川外務大臣を表敬しました。中満事務次長もJPOとして国連職員のキャリアをスタートしたお一人です。表敬の模様を伝えるX(旧ツイッター)の外務省公式アカウントのポストをご紹介します。


 

 

JPO派遣50周年記念動画

「日本の多くの職員が、国連をはじめ様々な国際機関で世界の平和と安全、開発協力、人道支援、人権尊重の促進、環境問題などへの取り組みを、JPO派遣をきっかけに始め、その後のキャリアを構築してきました。実は私もその一人です。」

こう話しているのは、国連事務局で事務総長らに次ぐナンバー3として活躍されている中満泉 事務次長です。この記念動画では、現役JPOや中満氏らJPOを皮切りに国際機関職員のキャリアを歩む日本人職員が、それぞれの想いや後に続く人たちへのメッセージなどを語っています。

〈注〉本動画に登場する職員の所属機関・職名等は動画制作時点(2024年3月)のものです。最新のものとは異なる場合がありますのでご了承ください。


 

JPOとして国際機関に派遣された日本人職員のインタビュー

「高校の英作文の課題で将来の夢を『国連で働きたい』と」「ケニアでマラリアに感染、WHOが薬を支援する小さな病院があり、一命を取り留めたことが」「世界金融危機をきかっけに、社会貢献を目的とする国際協力の分野に興味を持つように」「栄養学専攻を選んだ時、栄養学の知識を使って世界中の人たちの健康状態を向上出来るような仕事に就きたいと思うように」――様々な想いを胸にJPOとして国際機関職員としての第一歩を踏み出し、その後、新たなポジションを獲得して国際機関で活躍する日本人職員4人に国際機関で働くまでの経緯や現在の業務などについてきいたインタビューです。

坂田有弥

IFAD 坂田有弥氏

振り返ると、小中学生の時に、父が地元で携わっていた地域活動のなかで国際交流をする機会を通して国際的なことに関心を持つようになりました。

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川﨑彬

ILO 川﨑彬氏

国際機関に興味をもったきっかけは大学生の時に参加した海外ワークキャンプでした。モンゴル、メキシコ、ケニアにそれぞれ3週間滞在し、……ボランティアをしました。

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中富玄

UNODC 中富玄氏

国際協力への興味は、大学入学後に海外に渡航した体験がきっかけであると記憶しています。……大学1年の夏休みに初めてパスポートを取得し、単身ニューヨークへ旅行しました。

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堀野真子

UNRWA 堀野真子氏

国際機関での勤務には大学生の頃から興味を持っていました。栄養学の専攻を選んだ時に、将来栄養学の知識を使って世界中の人たちの健康状態を向上出来るような仕事に就きたいと思うようになりました。

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〈注〉所属機関・職名等はインタビュー時点のものです。最新のものとは異なる場合がありますのでご了承ください。

これまでに掲載したJPOインタビュー記事

     

「外務省の制度を通じて国際機関勤務の第一歩を踏み出したJPO(ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー)の皆さん、JPO出身の皆さんから、国際機関勤務に関する色々なことを聞いてみました。」――本サイトにこれまで掲載したJPOインタビューを改めて一挙にご紹介します。

   
  

〈注〉所属機関・職名等はインタビュー時点のものです。最新のものとは異なる場合がありますのでご了承ください。