採用までの流れ
国際機関への就職は、日本の新卒一括採用のように特定の時期に一斉に行われるものではありません。世界中にある本部や事務所の様々な仕事で、「空席」が出るたびに、その席ごとに人材が募集される形で一年を通して随時行われています。
国際機関への就職を目指す人は、自分の専門性にあった空席を見つけ、そこに応募し、選考を通れば職員として採用されることになります。
空席の募集から採用に至るまでのプロセスは国際機関・選考の種類によって異なりますが、一般的な流れは以下のとおりです。採用が決まるまでの期間はポストによって様々ですが、半年以上かかることもあります。そのため、採用を得るまでに、随時、複数のポストに応募していくことが一般的です。
▶ 空 席 | ▶ 公 募 |
▶ 書類選考 | ▶ 面 接 |
※面接の対象として選ばれることをいわゆる「ショートリスト」に残る(載る)と呼びます。
※オンラインでの面接の前に自分で動画を撮影してデータを送るビデオ録画面接が行われることがあります(最近ではModernhire、HireVueといった自己録画面接アプリの使用が増えてきているようです)。
国際機関職員になるための基本的な方法は、空席となって求人が出ているポストへの直接の応募です(ここでは「空席公募」と呼んでいます)。
また、そのように空席公募で国際機関キャリアに入っていくことを支援する制度として、外務省を通じたJPO派遣制度や国連事務局他が実施しているYPP制度などがあります。
国際機関には、ある程度の職業経験を積み、いずれかの分野での専門的知見を有する人材が集まります。さらに、どのような人材が求められているのか詳しく知りたい方は以下も参考にしてください。
国際機関の就職では、一つの空席に世界中から応募が集まります。その中で採用を得るには、応募書類の書き方や面接対策などについて十分に準備する必要があります。優秀な人材でも、書類や面接でそれが伝わらなければ採用されることはありません。書類や面接の対策は英語のものを中心にインターネット上にもたくさん情報があります。また当センターでも参考になる情報を以下のとおりまとめていますのでこちらも参考にしてみてください。
2020. 02.18 |
国連事務局人事担当幹部による国際機関就職セミナー~履歴書の書き方・インタビューの受け方~ 講師:Mr Hong-Sok KWON 国連事務局人的資源部戦略人材管理課長 講演概要(和文) / プレゼンテーション資料(英文) |