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JPO派遣制度に関する質問集(2020年度版)

JPO派遣制度に関する質問集(2020年度版)

 国際機関の採用制度は、日本の企業や官公庁等と大きく異なっています。国際機関を志望する際は、国際機関の採用プロセスについてよく知っておくことが必要です。以下では、これまで国際機関人事センターに多く寄せられた質問を中心にFAQの形でまとめています。ぜひご覧下さい。

【試験総論】

Q1.国際機関による求人(公募)に直接応募する場合と、JPO派遣候補者選考試験に応募する場合では、何が大きく違うのですか?

Q2.JPO派遣候補者試験では、なぜ国際機関による求人(公募)に直接応募する場合と異なる方式をとっているのですか?

【書類審査全般】

Q3.JPO派遣候補者試験の第1次審査(書類審査)では、具体的にどのような観点から審査するのですか?

Q4.第2次審査に進める人数は予め決まっているのですか?

【語学力】

Q5.「英語」はTOEFLテスト又はIELTSの点数のみで採点されるのですか?

Q6.「フランス語」はどのように採点されるのですか?

Q7.「その他国連公用語等」はどのように採点されるのですか?  国連公用語以外も加点されるのですか?

Q8.TOEFLテストとIELTSのどちらが有利ということはありますか?

Q9.TOEFLテストとIELTSで必要な点数を教えてください。スコアについて応募に必要な最低点はありますか?

Q10.JPO派遣予定者のTOEFLテストとIELTSの平均点を教えてください。

Q11.TOEFLテスト、IELTSの受験が間に合いません。JPO試験には英語のスコアなしで応募し、応募締切日以降スコアを追加提出することでよいですか?

Q12.私はTOEFLテストもIELTSも受験したことがありません(またはスコアが失効しています)が、海外在住歴が長く、英語能力には自信があります。英語のスコアなしで応募できますか?

Q13.障害のため、 TOEFLテスト又はIELTSを受験することは容易ではなく、また、仮に受験できたとしても本来の英語力を十分に示すことができません。 このような事情がある場合、どうしたらよいでしょうか?

【職歴・経験】

Q14.「専門度」はどのように採点されるのですか?

Q15.「国際度」はどのように採点されるのですか?

Q16.「普遍性・汎用性ある資質」はどのように採点されるのですか?

Q17.専門職歴や国際経験の年数が長いほど、その分だけ点数は高くなるのでしょうか?

Q18.私は修士課程に在学中で、今年中には課程を修了します。学歴要件を満たしますか?

Q19.私は日本の6年制医学部を卒業しました。修士号相当とみなされますか?

Q20.JPO試験ではボランティアは職歴とみなさないとのことですが、国連ボランティア(UN Volunteer)、青年海外協力隊(Japan Overseas Cooperation Volunteers)は職歴とみなされますか?

Q21.博士課程は職歴に算入されますか。博士課程修了者は職歴がなくともJPO試験に応募できますか?

Q22.国際機関の求人広告を調べると、学士号のみでも応募できるポストがあります。JPO試験は学士号のみでは応募できないのですか?

【総合潜在力】

Q23.「総合潜在力」はどのように採点されるのですか?

Q24.「派遣先で求められる専門性や業務能力、職務経験等」がどのように勘案されるのか、もう少し具体的に説明してください。

【その他の質問】

Q25.JPO派遣候補者の平均年齢を教えてください。また、JPO派遣候補者数や応募者数等が年齢帯別でどのような状況にあるのか教えてください。

Q26. 現在25歳ですが、 JPO派遣候補者選考試験の受験資格要件をすべて満たしました。年齢が若いと不利になりますか?更に経験を積んでから受験した方が良いでしょうか?

Q27. JPO候補者選考試験の受験回数が多いと受かりやすくなるのですか?逆に不利になることがありますか?

Q28.私の志望する国際機関のウェブサイトを見たところ、JPOの応募年齢は32歳までと書いてありました。33~35歳でも応募できますか?

Q29.応募者和文応募用紙の「勤務地に関する制約」欄に制約がある旨記入すると、選考で不利になりますか?

Q30.出産、育児、介護等により離職期間があることが不利になりますか?

【試験総論】

Q1.国際機関による求人(公募)に直接応募する場合と、JPO派遣候補者選考試験に応募する場合では、何が大きく違うのですか?

A1.国際機関による求人(公募)に直接応募する場合には、国際機関側からは、募集対象となるポスト毎に、職務内容や応募資格、勤務地、ランク、契約期間などの詳細が記述された募集要項(TOR)が当該国際機関のHPに予め提示され、応募する側は、そうした個別具体的なポストに対して応募することになります。  一方、JPO派遣候補者選考試験に応募する場合には、応募する側は、個別具体的なポストを特定した上で応募することが必須ではなく、それぞれの専門分野等に応じ、派遣先や職種などについてある程度の幅をもって希望を出すことができる応募プロセスとなります(例えば、 「UNHCRフィールド事務所(仏語圏)のプログラムオフィサー」 、 「国連事務局情報セキュリティ担当官(勤務地は問わない)」等)。  ただし、JPO派遣候補者となり、JPOとして国際機関に派遣された後、国際機関での正規職員ポストを獲得するためには、改めて国際機関による求人(公募)に直接応募する必要があります。

Q2.JPO派遣候補者試験では、なぜ国際機関による求人(公募)に直接応募する場合と異なる方式をとっているのですか?

A2.JPO派遣制度が派遣対象としている国際機関は幅広く、国際機関側のJPO人材ニーズ・応募者側の専門分野共に非常に多岐にわたっています。こうした中、出来るだけ多く応募者にJPO派遣候補者となる機会を可能な限り均等に提供するため、このような方式を採用しています。上記Q1への回答も併せてご参照ください。

【書類審査全般】

Q3.JPO派遣候補者試験の第1次審査(書類審査)では、具体的にどのような観点から審査するのですか?

A3. 各応募者につき、次の3つの観点からそれぞれ採点し、総合点を出しています。
なお、採点は加点主義ですが、採点項目毎に加点上限となる最高点数(満点)を定めています。
(1)「語学力」:採点項目は、加点上限となる最高点数が高い順に、「英語」「フランス語」「その他国連公用語等」となります。
(2)「職歴・経験」:採点項目は、加点上限となる最高点数が高い順に,「専門度」「国際度」「普遍性・汎用性ある資質」となります。
(3)「総合潜在力」

Q4.第2次審査に進める人数は予め決まっているのですか?

4A. 第2次審査に進める人数を予め確定的に決めていることはありませんが、応募者全体の総合点分布状況に照らし、高得点獲得者から順に、概ね上位120位以内を目安に選考します。

【語学力】

Q5.「英語」はTOEFLテスト又はIELTSの点数のみで採点されるのですか?

A5.基本的にTOEFLテスト又はIELTSの点数をもって採点します。ただし、国連英検特A級を有する場合には、別途加点します。

Q6.「フランス語」はどのように採点されるのですか?

A6.各種語学検定証明書や経歴からB1相当以上と判断される場合、レベルに応じて加点します。

Q7.「その他国連公用語等」はどのように採点されるのですか?  国連公用語以外も加点されるのですか?

A7.1言語毎に、各種語学検定証明書や経歴からB1相当以上と判断される場合、 レベルに応じて加点します。国連公用語以外についても加点します。

Q8.TOEFLテストとIELTSのどちらが有利ということはありますか?

A8.TOEFLテスト又はIELTSのいずれかが有利又は不利になることはありません。

Q9.TOEFLテストとIELTSで必要な点数を教えてください。スコアについて応募に必要な最低点はありますか?

A9.必要点数は定めていません。応募に必要な最低点も設けていません。

Q10.JPO派遣予定者のTOEFLテストとIELTSの平均点を教えてください。

A10.2019年度JPO試験を通じた派遣予定者のうち、 TOEFLテストで受験した最終合格者のスコアは平均105.4点、 IELTSで受験した最終合格者のスコアは平均7.4点でした。

Q11.TOEFLテスト、IELTSの受験が間に合いません。JPO試験には英語のスコアなしで応募し、応募締切日以降スコアを追加提出することでよいですか?

A11.いいえ。追加提出は受け付けていません。 応募者の方には、必要な全ての書類(和文応募用紙、英文応募用紙、 TOEFLテスト/ IELTSのスコア、(任意で)他の語学検定スコア)を一括して、応募締切日時までに送付していただきます。テスト会場が満員で試験を予約できないといった事情は考慮できませんので、ご了承ください。

Q12.私はTOEFLテストもIELTSも受験したことがありません(またはスコアが失効しています)が、海外在住歴が長く、英語能力には自信があります。英語のスコアなしで応募できますか?

A12.いいえ。書類審査では、全ての応募者の方の英語能力を客観的に審査するため、 TOEFLテスト又はIELTSのスコアを必須としています。 TOEFLテスト又はIELTSの受験をお願いします。

Q13.障害のため、 TOEFLテスト又はIELTSを受験することは容易ではなく、また、仮に受験できたとしても本来の英語力を十分に示すことができません。 このような事情がある場合、どうしたらよいでしょうか?

A13.国際機関人事センターに個別に相談ください。どのような対応が可能か個別に検討します。

【職歴・経験】

Q14.「専門度」はどのように採点されるのですか?

A14.応募者が勤務を希望する派遣先で求められる専門性に照らし、関連する専門的職歴の期間、職歴に一貫性があるか等に応じ、加点します。また、関連する高度な専門資格を有する場合、別途加点します。

Q15.「国際度」はどのように採点されるのですか?

A15.多様性ある職場環境で専ら外国語を用いて勤務した経験、海外における勤務経験、外国語を多用する勤務経験などに関し、それぞれの経験期間に応じ、加点します。 なお、国際機関におけるインターンの経験に関しては、JPO応募資格要件の職歴年数には加算しませんが、国際度の採点では加点対象となり得ます。

Q16.「普遍性・汎用性ある資質」はどのように採点されるのですか?

A16.国際公務員一般に求められる資質や能力に照らし、加点評価すべき資質や能力があると判断される場合、加点します。なお、国際公務員一般に求められる資質や能力に関しては、主にUN Core Values及びUN Core Competenciesに照らします。

Q17.専門職歴や国際経験の年数が長いほど、その分だけ点数は高くなるのでしょうか?

A17.いいえ。 Q3への回答で述べたとおり、採点項目毎に加点上限となる最高点数(満点)を定めています。したがって、各採点項目の最高点を超えて加点されることはありません。

Q18.私は修士課程に在学中で、今年中には課程を修了します。学歴要件を満たしますか?

A18. 2020年度試験の場合、すでに修士号をお持ちの方か、受験年7月末(UNDP志望者については3月末)までに修士号を取得できる方であれば学歴要件を満たします(課程を修了しただけでなく、修士号を取得済であることが必要です)。

Q19.私は日本の6年制医学部を卒業しました。修士号相当とみなされますか?

A19.はい。日本の6年制の医学部、歯学部、薬学部、獣医学部を卒業した方は修士号相当とみなし、JPO試験の応募資格を認めます。ただし、外務省側で実施するJPO試験とは別途、国際機関側の審査があります。国際機関側が学歴について異なる判断を行う場合がありますので、ご了承ください。

Q20.JPO試験ではボランティアは職歴とみなさないとのことですが、国連ボランティア(UN Volunteer)、青年海外協力隊(Japan Overseas Cooperation Volunteers)は職歴とみなされますか?

A20. はい。職歴とみなされます。ボランティアは一般に職歴とみなしておりませんが、国連ボランティア及び青年海外協力隊は、ボランティアの名称であるものの、職務の内容に鑑みフルタイム勤務と同等とみなし、職歴に加算します。

Q21.博士課程は職歴に算入されますか。博士課程修了者は職歴がなくともJPO試験に応募できますか?

A21. いいえ。JPO試験においては、博士課程を職歴に算入していません。 博士課程とは別途、2年間の職歴が必要となります。博士課程に在籍しながら2年間以上フルタイムでの勤務を続けている場合は、応募資格があります。

Q22.国際機関の求人広告を調べると、学士号のみでも応募できるポストがあります。JPO試験は学士号のみでは応募できないのですか?

A22.できません。国際機関のポストによっては、学士号+職歴4年といった形で学士号での応募を認めている場合がありますが、多くのポストでは修士号が必要となります。 JPO派遣制度は国際機関で将来にわたりキャリアを形成いただくことを目的としていますので、応募に当たり修士号を必須要件としています。

【総合潜在力】

Q23.「総合潜在力」はどのように採点されるのですか?

A23.応募者が勤務を希望する派遣先で求められる専門性や業務能力、職務経験等にも照らし、志望動機欄をはじめ応募書類に記述されている事項を勘案し、将来にわたって国際機関で働く意思の強さや具体性、明確性の度合いを含め、JPO派遣候補者に相応しい度合いを総合的に評価します。

Q24.「派遣先で求められる専門性や業務能力、職務経験等」がどのように勘案されるのか、もう少し具体的に説明してください。

A24. 具体的には、例えば次のようなものが挙げられます。
●専門資格を有することが求められる派遣先を希望する場合、そのような資格を有するか。
●とりわけ高度の英語力が求められる派遣先を希望する場合、そのような素養を有するか。
●英語以外の言語力も求められるような派遣先を希望する場合、そのような素養を有するか。
●フィールド経験が重視される派遣先を希望する場合、そのような経験を有するか。

【その他の質問】

Q25.JPO派遣候補者の平均年齢を教えてください。また、JPO派遣候補者数や応募者数等が年齢帯別でどのような状況にあるのか教えてください。

A25.
2019年度試験については、31.4歳です。また、年齢帯別のJPO派遣候補者数、応募者数、応募者数に占める派遣者数の比率は次のとおりです。
25~27歳 JPO派遣候補者 4名/応募者 32名 (12.5%)
28~30歳 JPO派遣候補者 13名/応募者 71名 (18.3%)
31~33歳 JPO派遣候補者 27名/応募者 131名 (20.6%)
34~35歳 JPO派遣候補者 8名/応募者 93名 ( 8.6%)
合計 JPO派遣候補者 52名/応募者 327名 (15.9%)

Q26.現在25歳ですが、 JPO派遣候補者選考試験の受験資格要件をすべて満たしました。年齢が若いと不利になりますか?更に経験を積んでから受験した方が良いでしょうか?

A26. いいえ。上記の数字が示すとおり、20歳代で派遣されている方も多数いますし、積極的に受験されることを大いに歓迎します。

Q27.JPO候補者選考試験の受験回数が多いと受かりやすくなるのですか? 逆に不利になることがありますか?

A27.いいえ。選考に際し、受験回数自体が結果に影響することはありません。

Q28.私の志望する国際機関のウェブサイトを見たところ、JPOの応募年齢は32歳までと書いてありました。33~35歳でも応募できますか?

A28. はい。外務省国際機関人事センターの主催するJPO試験は、応募年齢を35歳までとしています。ただし、JPO試験合格後に別途国際機関側の審査があり、最終的な採用の適否は国際機関側によって判断されます。

Q29.応募者和文応募用紙の「勤務地に関する制約」欄に制約がある旨記入すると、選考で不利になりますか?

A29. いいえ。本欄は選考を不利にするための質問ではなく、外務省国際機関人事センターがあなたの配属を考慮するためにお伺いするものです。ご家庭の事情や健康上の理由などにより勤務が困難な地域がある場合は、正確にご記入ください。

Q30.出産、育児、介護等により離職期間があることが不利になりますか?

A30.いいえ。不利になることはありません。出産、育児、介護等による離職を経て国際機関のキャリアを目指す方の積極的な応募をお待ちしております。